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『スクラッチツアーズ終了しました』って、言うことは日常生活で言うと『昨日、ガスの元栓閉め忘れました』って言うのとそれほど違いはないようにみなさんは感じるかもしれないですけど、役者からしてみれば、大違いですよ。
だって、考えてもみてください。
会社で朝「おはよう!」のあと、いきなり「昨日、ガスの元栓閉め忘れました」って言われたら、「え?…ああ、そう…。気をつけてね」としか答えようがないけど、「おはよう!」のあと、「スクラッチツアーズ終了しました」って言われたら、「あ!行けなくてごめんね」とか「楽しかったよ。あ!あなたお芝居の途中で台詞忘れてたでしょ?」ってことになるでしょ?
もちろん、これは役者目線の話ですよ。
お客さん目線、さらには「スクラッチツアーズって何?」って言う人が、朝「おはよう!」のあとに「スクラッチツアーズ終了しました」って言ったら、「え?」ですよ。これはもう自信をもって言えますよ。「え?」って聞き返されます。100パーセント。
つまり、わかりやすく言わせてもらえるなら、「スクラッチツアーズ終了しました」って言えるのは、自分がこの芝居に役者として出ていたからで、今の自分はある意味「スクラッチツアーズ終了しました」って言っていい権利を手に入れたと言っても良いのです。
ただ、お客さん目線の「スクラッチツアーズ終了しましたね」については、またいつか、別の機会にあらためてゆっくり話してみたいと思います。
そして、自分のなかにある「昨日、ガスの元栓閉め忘れました」を見つめ直す意味で、今日は本(写真)を買いました。
俺がこの本を読むかどうか、それはみなさんの想像におまかせします。
公演を観にきてくれたみなさん、気にかけてくれたみなさん、どうもありがとうございました!
スクラッチツアーズは終了してます!