Mt.Fuji92.2km ツアーズ

熱帯◎カジュアル『Mt.Fuji 92.2km』&『スクラッチ ツアーズ』の稽古場ブログです

◆熱帯◎カジュアルVol.2  『Mt.Fuji 92.2km 』◆
2016年10月8日(土)~16日(日) 
作・演出 黒川麻衣
出演  芳賀晶〔熱帯〕/あきやまみみこ/ 北之内直人〔(裸)ミチコイスタンブール〕/秋山想[TBプラネット]
政岡泰志[動物電気]/井内勇希[パラドックス定数]/本井博之/荒威ばる[劇団ジェット花子]

◆熱帯◎カジュアルVol.2.5 『スクラッチ ツアーズ』◆
2016年10月13日(木)・15日(土)・16日(日)
作・演出 黒川麻衣
出演 金沢涼恵/中村たかし[フロム・ニューヨーク]/豊田真吾[デス電所]/奥村香里[熱帯]
松尾マリヲ[ロリータ男爵]/月野木歩美[サモ・アリナンズ] /森田ガンツ[猫のホテル]
芳賀晶[熱帯]/北之内直人[(裸)ミチコイスタンブール]/荒威ばる[劇団ジェット花子]

一週間
経ちました。

公演が終わると心の整理、身体の整理、生活の整理、などなど
非常に時間がかかるタイプでして
走っているときは夢中で走りますけれど
ふと止まったり、歩いたりすると次に走り出すまでかなりの時間を必要とします。
切り替えが不得意であり
基本的に怠け者なのです


それだけ悔いなく全力でやったのだから、充電する時間は必要だ
とも言い訳するものの
本当にそんなに100%努力したのか?全てを捧げてしぼり尽くしたのか
という自問自答、自責
も起きてくるわけです。


今回の公演を振り返りますと
再演
というのが、とても難しかったなと

前回とは少し違う自分
もっといい演技
ゼロから作りながら100を目指す作業ではなく、60くらいはすでにある中で120を目指す
ということの難しさ

自分の欲と自分の発想の乏しさとの葛藤の日々でした。


自分の変化ばかり気にして稽古序盤はいましたが
他の役者さんと稽古したり話したりしているうちに、楽しくなってきまして
自分のこととかどうでもいいというと言い過ぎですけど

ああ。また自分のことばかり書いてますね


公演の時に富士山が見えることがなくて残念でしたけど、天気が良い日が続いて本当に良かったと思っています。

今回出演していただいた方に、終演してすぐTシャツのモデルをやっていただいたり
上手く回せない司会でのアフタートークを盛り上げていただいたり
もろもろ、たくさん、いろいろ
お願いするばかりで

本当に感謝しています

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熱帯が終わって1週間が経ちました。てっきり僕はブログ当番の方がラストブログを書いているものだとばかり思っていましたが、それにしてはやけにラストブログを書いている人が多いな…と思っていましたが、もしかしたらコレは全員書くんじゃないだろうか…?とだんだん思ってはいましたが、今さっきマイさんからラストブログお願いしますというLINEを頂いたので僕の見解は間違ってはいなかったのでした。

人生でこんなに目黒駅に通った日々は無かったし、ビルの屋上にこんなに長い間居たことも無かった2週間でした。そして、熱帯さんにかかわった事で沢山の素敵な方々と出会えて本当に良かったなぁ…と、1週間ずっと、最終日に直人からうつされた風邪に苦しみながら考えていました。
素敵な皆様について本当は1人づつ僕の思いを長々と綴りたいのですが、もしかするとそれほど長々と書けない人もいるかもしれないなぁという懸念と面倒臭いなぁという思いから割愛させて頂きます。(でも本当に皆様と出会えて良かったです)

熱帯メンバーで同い年の奥村さんは酔っ払うと人に肩パンチをするという噂を聞いていたのですが、今回はついにその光景を目にする事が無く残念だなぁと思っていたのですが、先日、コントをやっている仲の良い近所に住む熱帯を観に来なかった年下の知人とラーメン屋のカウンターで2人で呑んでいた際、酔っ払った彼から「あんたはダメだ…!」「言い訳をするんじゃない…!」「もっと自分に負荷をかけろ…!」「何でも人に聞くんじゃないよ…!」とグサグサと胸に突き刺さるダメ出しを連発され、一言言われる度に肩にパンチをされました。20発くらい肩パンチをされながら、ラーメンを啜りながら(ヤられている人を見るのは楽しいけど、ヤられている方は辛いな…)と思ったのでした。今度奥村さんに会ったら人の肩にパンチしてはいけないよと言ってあげたいと思いました。
皆様お疲れ様でした。

写真は最終日、屋上で稽古をする奥村さん(手前)とスーちゃん(奥)。スーちゃんの上に見えるのは月。

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「Mt.Fuji 92.2km」をご覧いただきました皆様、本当にありがとうございました。
翌日からバタバタしてて、なんだか終わった感慨にふける暇が無かったのですがようやくジンワリと感じてきました。

写真は最終日のおじさんツアーズの様子です。

フジ⇒スクラッチ⇒フジ
という3ステージの日で、昼公演を終えた後は別チームの本番の為フジチームは劇場の外に出ざるを得ません。
そこで、政岡さん・本井さんと一緒に、学芸大学までたこ焼きを食べに行こう!となったのですが、それだけでは収まらず、かなりの広範囲に渡って散歩(もはや冒険に近い)をすることに。

クラスカから見える富士山側の象徴的な鉄塔の真下を通り、学芸大学商店街を終点まで。
向こうに森っぽいのが見えるぞ!と言ってみたのが碑文谷公園でした。

あー、ここで最近事件あったよね…とか話しながら、既に日常を取り戻した家族連れで賑わう公園内を巡って、明らかに病気のノラ猫を横目に、別のノラ猫を観察したり。
なんか堆肥の匂い…動物がいるっ!ってみたら子供向けのポニー教室が開催されているのを発見。曲乗りを披露する小学生女子の写真を撮ろうとする本井さんを、通報されちゃうから!と止めたり。(←3人とも普通にスゲーってなって写真撮りたかったんだけれどもね。ほら。いろいろとあるから)
帰り道は絶対に地図を見ずに裏道限定で帰るという謎ルールのもと、時間と戦いつつドキドキしながら千秋楽の待つ劇場まで帰りました。

芝居の根幹でもある今を取り巻く現代日本のかたち。

30~40代おじさん3人で練り歩いてみて、図らずもその一端を探訪したような、少しだけ視界の開けた時間でした。

事件報道された公園も、身近な人には大切な憩いの場でありそこに根付く生活がある。
成人男性が公共の場で少しでも変な行動をとれば通報され事案と呼ばれネットで拡散される。(が為に、昔は考えもしなかった防御本能が働く)等々。

ネガティヴな事だけではなく、なんだか上手く言えないけど、今!日本!というモヤッとした感覚を改めて感じられたのかもしれません。そんなおじさんツアーズでした。

最後に。時に厳しく根気強く演出してくださった麻衣さん、素敵な共演者の皆様、スタッフの皆様、なにより観に来て下さった全てのお客様に感謝致します。

井内でした。